刊行情報
◇フェオファーン聖譚曲(オラトリオ) op.1 『黄金国の黄昏』 菫乃薗ゑ・著 2020年1月16日発売 ISBN 978-4-8014-9651-4C0093 ¥1600E ◇フェオファーン聖譚曲(オラトリオ) op...
◇フェオファーン聖譚曲(オラトリオ) op.1 『黄金国の黄昏』 菫乃薗ゑ・著 2020年1月16日発売 ISBN 978-4-8014-9651-4C0093 ¥1600E ◇フェオファーン聖譚曲(オラトリオ) op...
お待たせいたしました! 待望のシリーズ最新作、「フェオファーン聖譚曲op.2 白銀の断罪者」のゲラを、NetGalley様で公開いたしました! 一般発売はまだ先になりますが、校正中のゲラをお読みいただけます。 http...
菫乃薗ゑ・著、『フェオファーン聖譚曲 op.2 白銀の断罪者』の発売日が、2020年7月31日に決定しました。 新型コロナウイルスの影響もあり、当初の発売予定であった「夏期」から遅れましたこと、お詫び申し上げます。 お...
宮廷魔術師のアントーシャは、
耐えがたい程の遣る瀬なさと怒
りを抱えながら、回廊を足早に
進んでいた。
繁栄を極め尽くした大国、他
国からは黄金の国とも呼ばれる
ロジオン王国の王城である。下
級官吏の出入り口と定められた
通用門から、宮廷魔術師が集ま
る〈叡智の塔〉へと続く道筋も
広く長く、煉瓦が優美な幾何学
模様を描き出す。
(『黄金国の黄昏』冒頭より)
「魔術師として、これまで多くの罪に加担してきた私だが、この分水嶺は踏み越えない」
―報恩特例法の名の元に、領民を蹂躙するロジオン王国の暴虐は、一体誰が終わらせてくれるのだろうか―
「だから、ぼくがあなたを殺す手伝いをするのですね」